投資についての考え方やスタンスはいろいろですが、確定拠出年金に加入するにあたって、下記の用語はおさえておきましょう。

  • リスクとリターン
  • ・リスクとは「危険性」ではなく、「不確実性」。言い換えると「振れ幅の大きさ」と理解しましょう。つまり、リスクが大きいとは「大きく儲かるかもしれないし、大きく損するかもしれない」、リスクが小さいとは「それほど儲からないが、それほど損もしない」ということになります。
    ・リターンとは、運用により得られる損益のことで、プラスとマイナスのリターンがあります。

    全ての金融商品には必ずリスクがあります。一般にリスクが大きい商品ほど、元本が大きく増える可能性がありますが、一方で大きく元本を減らす可能性もあります。これに対してリスクが低い商品は、リターンは低いですが、そのかわり元本を割る可能性も低くなっています。

  • 分散投資
  • ・運用商品は一つに集中させずに、分散しておく(例:国内と国外、株式と債券など)ことをおススメします。

  • 複利
  • ・複利とは、元本によって発生した収益を当初の元本にさらに上乗せして運用する方式です、つまり収益がさらに収益を生むことになりますので、長い期間運用する場合には、運用効果が次第に大きくなっていきます。確定拠出年金制度ではこの複利の効果を得ることができます。

  • ドル・コスト平均法
  • ・定期的に、一定金額を買い続けていく投資法です。価格が高いときには少しだけ、価格が安いときには多く買うことになるので、価格変動商品のリスク分散により平均的な取得価額を下げられる、投資タイミングの判断が不要というメリットがあります。ただし、値上がりし続けるまたは値下がりし続ける場合には損をするというデメリットもあります。