• しくみ
  • 給与の一部を分割し、①退職金の前払いとして給与と合わせて受け取るか、②確定拠出年金として積み立てるか、を従業員が選択できます。
    中小企業が新たに退職給付・福利厚生制度を導入したり、中退共等の上乗せとして導入するパターンを想定しています。

  • 加入者の範囲
  • 厚生年金保険に加入している60歳未満の者

  • 導入効果
    1. ・従業員にとってのメリットおよび注意点
      メリット

    所得税・住民税や社会保険料の削減効果があります。
    貯蓄や個人年金保険と比較して、効率的な老後資金の確保が可能です。
    加入するかしないかを自分で選択できます。

      注意点

    退職しても、原則60歳までは途中引き出しできません。
    運用リスクがあります。
    厚生年金保険、健康保険等の給付額が減少する可能性があります。

      ・企業にとってのメリットおよび注意点
      メリット

    福利厚生制度を充実させ、優秀な人材の確保に役立ちます。
    法定福利費の削減が期待できます。
    建設業者の場合は経営事項審査の企業年金制度への加入にも該当し、経審の点数アップになります。

      注意点

    制度導入や運営のコストおよび管理事務が発生します。
    従業員の同意がないと脱退できません。

  • おおまかな手続きの流れ
  • 制度スタートまで4カ月を目安
    ・導入前
    各種書類作成(就業規則や雇用契約書など)→従業員説明会(掛金拠出の税効果・社会保険効果、中途引出は原則不可、退職した場合の手続きなど)
    ・導入後
    投資教育(事業主の責務となっています)→給与マスター変更